タイプ別!タクシー業界未経験者がタクシー会社を選ぶためのチェックポイント②

「タイプ別!タクシー業界未経験者がタクシー会社を選ぶためのチェックポイント①」では、「タクシードライバーになるなら収入第一!の方のための4つのポイント」を解説しました。②では、「収入も大事だけど、待遇や働く環境の良さも大切」と考える方のための、7つのチェックポイントを紹介していきます。

「収入も大事だけど、待遇や働く環境の良さも大切」と考える方のための、7つのチェックポイント

タクシードライバーの職業に就く際に、収入が大事な要素であることを前提とした上で、待遇や働く環境の良さも大切である。と考える方のための7つのチェックポイントは、以下のとおりです。

1.普通自動車第二種運転免許の取得制度

タクシードライバー業務を行うためには、乗務員証と普通自動車第二種運転免許(二種免許)が必須です。多くのタクシー会社では、未経験者の入社を踏まえて、二種免許の取得期間を設けています。

おおむね7日から8日間ほど、提携している自動車教習所への通所または合宿にて、二種免許の実地教習が行われます。教習所の卒業をもって実地試験の合格です。続いて、最寄りの運転免許試験場にて学科試験を受けて合格することで、二種免許の取得となります。

乗務員証は東京特別区(武三交通圏)などのタクシー会社の場合には、地理試験に合格することが入手の条件です。二種免許や地理試験などの取得費用は、ほとんどの場合、タクシー会社が負担します。

2.研修制度の有無

前述した二種免許の取得や地理試験は、タクシー会社に入社後の新人研修期間に実施されます。未経験者の研修期間は、ほぼ1ヶ月ほどです。道路交通法などの法令の講習や、クレジットカード決済機などの車両設備の使い方、先輩乗務員との路上講習などが行われます。

3.定年制度の有無

タクシー会社の中には、定年制度が設けられているところも存在します。65歳あたりが一般的です。生涯現役を貫きたい方の場合には、定年制度のない会社を探してみると良いかもしれません。65歳以上の方には、定時制という働き方もあります。

4.社員寮の有無

遠方から東京などで働く方のために、社員寮を用意しているタクシー会社もあります。社員寮は単身者用がほとんどですが、中には家族とともに暮らせるような、一戸建てなどの社宅が選べるところも。

5.勤務体系が選べる

タクシードライバーの勤務体系には、次の3種類があります。

・隔日勤務
・昼日勤
・夜日勤

この中で最も多く採用されているのが、「隔日勤務」です。早朝から明け方まで乗務し、翌日は明番となるため、月間で11日から13日の勤務日数となります。勤務→明番→勤務→明番→公休日のサイクルがほとんどです。

タクシー会社によっては、昼日勤や夜日勤も選ぶことが可能です。中には小さなお子さんのいる女性などのための、パートタイム勤務を設定しているタクシー会社も存在します。

6.車内設備/社内設備

タクシー車内の設備や、社内の設備もチェックしておきたい項目です。特に女性のドライバーの場合、女性専用のロッカーや休憩室、仮眠室やシャワー室は重要視したいところでしょう。

車内設備は、カーナビや防犯カメラ、クレジットカード/交通系ICカード決済機やドライブレコーダー、自動日報システムなどが考えられます。

7.駐車場の有無

タクシー会社によっては、マイカー通勤を希望する人のための専用駐車場を設置しているところもあります。特に早朝や深夜に帰宅することを想定した場合、電車が運行していないことも考えられます。

最寄り駅からバスを利用する必要のあるタクシー会社も存在します。そういった際、マイカー通勤ができることで、通勤時の悩みが解消されることがほとんどでしょう。

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