タクシードライバーの職業病?腰痛防止のための7つの方法

タクシードライバーなど、車を日常的に運転する方がなりやすいのが腰痛です。腰痛といえば、重い荷物などを持ち上げた際になるイメージがあるかもしれません。タクシードライバーなどの場合には、同じ姿勢を長時間継続していることも腰痛の原因と言われています。ここでは、タクシードライバーにおすすめの腰痛防止のための7つの方法を紹介します。

1.まずは運転時の姿勢から

タクシードライバーにとって、最も長い時間過ごすのは、車両内でシートに座った状態です。座った際に、前かがみや猫背になるようですと、腰痛になりやすい傾向があります。そのため、シートに対して深々と座ることを意識しましょう。背中がシートから離れないように意識するのがコツです。

シートに深々と座るためには、アクセルやブレーキ、ハンドルとの位置関係も大きく影響します。特にアクセルやブレーキペダルは、膝がほんの少し曲がる程度のポジションが理想的です。

2.クッションを使う

タクシードライバーのための腰痛防止には、クッションを使うのもひとつのやり方です。シートに直接座るよりも、クッションを挟むことで、腰への負担が軽減するためです。クッションには、腰回りを包み込むタイプと、背中とシートの間に挟むタイプがあります。どちらが良いのかは人それぞれ違いがあるため、いくつか試してみて、自身に合ったクッションを見つけてください。

3.こまめに休憩を取る

タクシードライバーは、隔日勤務の場合3時間、昼日勤や夜日勤の場合1時間の休憩が義務付けられています。それ以外にも、駅や病院などの施設での付け待ちなどの時間を利用して、車の外に出て、身体を伸ばすストレッチ体操を取り入れることで、腰痛防止につながります。状況にもよりますが、1時間に1回程度を目安として小休憩を取ることをおすすめします。

4.軽めの運動を習慣化する

タクシードライバーに限らず、一定の年齢(40代から50代あたり)から、人間の筋力は衰えていきます。普段からウォーキングなどの運動を生活の中に取り入れることで、腰痛になりにくい身体に向かう確率が高まるでしょう。腹筋や背筋のインナーマッスル(内転筋)を鍛えるのも腰痛防止のコツのひとつです。

5.入浴(シャワーだけでなく浴槽に浸かる)

入浴によって体を温めることで、疲れが抜けて、腰痛が起こりにくい状態に近づきます。タクシードライバーの業務が終わった後は、できるだけ浴槽に浸かってリラックスするようにしましょう。シャワーだけで済ますのはあまりおすすめできません。しっかりと身体を休めるのも良い仕事をするために必要なことです。

6.睡眠環境を見直す

タクシードライバーの隔日勤務では、早朝から深夜、明け方にかけて乗務することから、休憩中に仮眠をとるケースも少なくありません。とはいえ、車の中での仮眠は、窮屈な姿勢のため、足腰などに負担がかかりやすいものと思われます。

そのため、普段の睡眠を見直すことも、腰痛対策のひとつとなります。枕や布団、マットレスなど、首や腰への負担が少ないものを選ぶようにしたいものです。

お酒は睡眠を誘発しますが、過度の飲酒は浅い睡眠につながるため、適量を守ることも良い睡眠のコツです。

7.整・接骨院の利用

タクシードライバーの中には、整・接骨院に通うことで、腰痛や肩こりなどのメンテナンスをする人も少なくありません。

特にぎっくり腰などの経験があるドライバーの場合、整体などで身体の状態を確認してもらうことも、腰痛防止の方法となります。自身のタイプに合った整・接骨院を見つけるようにしてください。他のタクシードライバーから整・接骨院の情報を仕入れるのも良いかもしれません。

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