タクシードライバーへの転職を検討する際、中には転職エージェントからの紹介もあるかもしれませんが、タクシー会社の求人案内を参考にすることがほとんどではないでしょうか。
一昔前は有料の求人雑誌が主でしたが、昨今ではインターネットで無料で見ることが可能です。ここでは、タクシー会社の求人情報の7つのチェック項目について解説していきます。
タクシー会社の求人情報ではここに注目!7つのチェック項目
一口にタクシー会社といっても、それぞれの会社ごとに特徴があります。タクシードライバーになりたい方の目線で、7つのチェック項目を見ていきましょう。
求人情報のチェック項目①営業エリア
求人情報のチェック項目でまず最初に見るべきところは、タクシー会社の営業エリアです。タクシードライバーの年収は、地域ごとで差が生じています。
一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会が発表した、〔平成29年〕タクシー運転者賃金・労働時間の現況によりますと、最もタクシードライバーの年収が高いのが東京都です。2位は神奈川県、3位は愛知県となっています。
〔平成29年〕
タクシー運転者賃金・労働時間の現況
http://www.taxi-japan.or.jp/pdf/toukei_chousa/tingin29.pdf
特に東京23区は企業や様々な施設が集中していることから、人が多く集まり、それに比例してタクシーの利用者も増加する傾向があります。
求人情報のチェック項目②加盟先のタクシー会社
タクシー会社は、大手のタクシー会社もしくは、大手のタクシー会社に加盟している企業のどちらかと言っても過言ではありません。加盟先のタクシー会社によって、法人向けのタクシーチケットや無線、専用乗り場が利用できることで、売上に大きく影響するためです。
求人情報のチェック項目③歩合率
タクシードライバーの給与の内訳には、月々の売上の歩合給が大半を占めています。中には完全歩合制というタクシー会社もあるほどです。そのことから、歩合率が1%違うだけでも、月収そして年収の差となって現れると言えるでしょう。
求人情報のチェック項目④最低給与保障
タクシードライバーは売上に応じて、その月の給料が決まります。売上が多い月は良いのですが、様々な事情で売上が少ない月が発生することも考えられます。その際、最低給与保障は、生活の安定を踏まえた場合、チェック項目のひとつとなるでしょう。
求人情報のチェック項目⑤勤務体系
タクシードライバーの多くは、隔日勤務と呼ばれる1日19時間から21時間の勤務体系を選択しています。隔日勤務は、1日で2日分の仕事をこなすイメージです。翌日は「明番」という名称の休日となります。
とはいえ、人によっては、昼や夜だけタクシードライバーの仕事を希望する方もいると思われます。その場合、昼日勤や夜日勤といった勤務体系が用意されているタクシー会社の方がおすすめです。
求人情報のチェック項目⑥ノルマの有無
タクシー会社の中には、月間の売上ノルマが設定され、ノルマに達しない場合、「足切」として給与を制限するところも存在します。ノルマ達成のストレスに悩まされたくない方の場合、「ノルマなし」「足切なし」といったタクシー会社を選ぶようにした方が良いかもしれません。
求人情報のチェック項目⑦定年の有無
タクシードライバーは、60代から70代の方も現役で働くことができる職業です。ただし、タクシー会社によっては、60歳や65歳を定年としているケースもあります。そのため、できるだけ長く現役ドライバーとして活躍したい方は、「定年なし」のタクシー会社にエントリーすることをおすすめします。