転職先にタクシー会社という選択肢

タクシードライバー=年配の方というイメージがあるかもしれませんが、実際には、20代や30代のタクシードライバーは多く存在します。むしろ20代にとっては、年収400万円から600万円を稼ぐことが可能な職業とも言えるでしょう。

タクシードライバー=年配の方というイメージも、見方を変えれば、一般的な定年の60歳にとらわれずに長く働くことができるとも言えます。

ここが違うよ、タクシー業界~他業種との2つの相違点

まずは、タクシー業界と他の業種との相違点を2つあげていきます。

1.休日の数

タクシードライバーの多くは、隔日勤務という勤務形態で働いています。一般的な例として、朝の7時から翌朝の3時~4時まで仕事をして、その後は明番という名称の休日となります。これは、タクシードライバーの隔日勤務の場合、19時間以上の勤務後、20時間から30時間の運転をしない期間を空ける必要があるためです。

そのため、1ヶ月のうち、11日から13日というのが、勤務日数となります。イメージとしては、本来の2日分を1日でこなす。といった認識で良いと思われます。1週間のローテーションでは、勤務→明番→勤務→明番→休日という形です。

その他、有給休暇や慶弔休暇なども取得できます。タクシードライバーは月の半分以上は休日になることから、趣味に打ち込む方や、ゆったりと家族サービスをしたい方に向いている職業とも言えるでしょう。

2.高額な歩合給

タクシードライバーが年代問わず、400万円から600万円以上の収入が得られるのは、ひとえにタクシー業界ならではの歩合給制度があるためです。ほとんどのタクシー会社では、「B型賃金」または「AB型賃金」のどちらかが採用されています。

「B型賃金」は完全歩合給、「AB型賃金」は基本給+歩合給というシステムです。一般の企業でも、営業職などでは、売上に応じた歩合給が支給されるケースもあるためさして珍しくないと思われるかもしれません。

ところがタクシー会社の場合、歩合のパーセンテージが非常に高いのが特徴です。東京のタクシー会社では、60%から63%の歩合率で計算してくれるため、高収入が得られやすくなっています。

例えば、とある月の売上が90万円だったとします。900,000円×(60%~63%)=540,000円~567,000円がその月の月収となる計算です。

実際には源泉所得税や社会保険料などが差し引かれるため、そのままの金額が支給されるわけではありませんが、高収入が獲得できる仕組みを理解していただけたのではないかと思われます。

高収入が稼げるタクシー会社の見分け方

ここからは、高収入が稼げるタクシー会社の見分け方について紹介します。

チェックポイント①給与形態

前述したようにタクシー会社の給与形態は、「B型賃金」もしくは「AB型賃金」のどちらかとなっています。「B型賃金」の場合、完全歩合給のため、極端な話ではありますが、売上が0円の月は収入も0円になるということです。そのため、「B型賃金」は、どちらかというと、タクシー業界経験者の方がメリットを活かしやすいかもしれません。

一方、「AB型賃金」は基本給が含まれているため、仮に売上が「0円」の月でも、月収が「0円」になることはありません。多くのタクシー会社では、未経験者を対象とした、初乗車後3ヶ月~6ヶ月間の給与保障期間を設けています。

チェックポイント②営業エリア

タクシードライバーの売上は、営業エリアごとに異なります。おおむね東京の都心部であれば、郊外と比べて通行人も多くなる傾向があります。まずは担当区域の地理をしっかりと把握し、時間帯ごとの人の流れをつかむことが稼げるタクシードライバーになるコツと言えるでしょう。

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