タクシードライバーが売上を上げるコツ①「付け待ち」

タクシードライバーの営業方法は、走りながらお客さんに呼び止めてもらう「流し」と、駅やホテルや病院などで待つ「付け待ち」の2種類があります。ここでは、タクシードライバーが売上をアップさせるための「付け待ち」のポイントについて解説していきます。

1.付け待ちは場所選びから始まる

タクシードライバーが付け待ちをする場所というのは、人の流れが多いところです。人の流れが多いところは、それだけタクシーに乗車する人がいる確率が高まるためです。付け待ちに適した場所には次のようなものがあります。

・鉄道の駅
・空港
・病院
・ホテル
・オフィス街
・商業施設
・居酒屋

①鉄道の駅

タクシーの付け待ちといえば、やはり鉄道の駅は外すことはできません。その地域で最も大きな駅がベストではありますが、その分競争率も高くなる傾向があります。各駅のみの停車駅よりも急行などの停車駅、乗換客の多いターミナル駅などは付け待ちスポットと言えるでしょう。

②空港

旅行や出張帰りで荷物の多い乗客が拾える空港も、付け待ちスポットです。空港の場所によっては長距離の売上も期待できそうです。

③病院

地域によっては、病院も付け待ちのスポットとなり得ます。特に郊外の場合、運転免許を返納した年配の方などが、お客さんになりやすい傾向があります。

④ホテル

観光客が駅や空港、または観光スポットなどの移動で利用する確率が高いため、ホテルはタクシーの付け待ちの有力スポットのひとつと言えるでしょう。

⑤オフィス街

サラリーマンが帰宅する17時から22時あたりは、オフィス街もタクシーの付け待ちに適しています。なるべく大きな会社の前に付け待ちできると良いかもしれません。

⑥商業施設

ショッピングモールやデパート、レジャー施設などの商業施設も、付け待ち場所の候補となります。

⑦居酒屋

深夜の時間帯は、居酒屋などの飲食街の近くも、タクシーの付け待ちにふさわしい場所です。電車のなくなりそうな23時から25時あたりが狙い目かもしれません。

2.タクシーの台数よりも回転率を重視する

付け待ちでありがちなのは、競合するタクシーの台数をついついチェックしてしまう点です。確かに、競合するタクシーの数が少なければ、乗客がつかめる確率は高いかもしれません。

とはいえ、それだけでは、そのスポットが果たして良い付け待ちの場所であるという根拠としては弱いです。できれば、何分間隔でタクシーに乗車する人が現れるのか?という点に注目すると、付け待ちの成功率がアップするでしょう。

回転率の目安として、実際に付け待ちをしてから10分から15分でお客さんを乗せることができるようなら、良いスポットと言えるかもしれません。5分以内であれば申し分ないでしょう。

3.タクシー車両の向きを意識した付け待ち

タクシードライバーがより多くの売上をあげるためには、お客さんが降車してそれほど待つことなく次のお客さんが拾えるというのが理想です。

例えば朝の出勤の時間帯であれば、オフィス街の方面に向けて付け待ちをしたり、夕方から夜の帰宅が多くなる時間帯は、住宅街の方面に向けていると、お客さんの流れがつかみやすくなります。

深夜の時間帯であれば、遠方のお客さんが利用しそうな高速道路の方面に向いて付け待ちをするのもコツのひとつです。担当エリアの地理を把握することで、より一層の効果が期待できます。

4.個人タクシーと同じ付け待ちスポットを選ぶ

付け待ちを効率的に行うためには、個人タクシーが利用している付け待ちスポットを選ぶ点もあります。個人タクシーとして営業するためには、タクシードライバーとしてのキャリアが必要です。ベテランのスタープレイヤーの真似をすることで、自身のレベルアップにつながります。

ベストタクシーカンパニー

社長で選ぶタクシー会社