ここでは、タクシードライバーであれば必ず使う知識について説明したいと思います。
実際に自分が使っていた事で、さらにはその知識の取得方法も説明します。
知っていて損はないのでぜひ参考にしてみて下さい。
1 道を覚えて、駅の待機方法を覚える
駅の待機方法は、研修中や実際に駅に待機している先輩がいるので、その先輩から聞くことおすすめします。また駅によっては並び方がしっかり決まっている他、別の待機場があって、そこで整理番号をもらってから順番待ちする所もありますので、割込み等のトラブルを防ぐためには駅の待機方法を知った上で営業したほうがいいと思います。
道に関しては、もし営業中、お客様行きたいところがわからなかった場合は、直接聞くためにこのように説明します。
「自分、今日が初めての乗務であまり道に慣れていない」や「最近引っ越してきた」など、アピールをすることをおすすめします。間違っても知ってると言わないことです。ナビ使わせてもらってもよろしいですか?は必ず言ってください。この言葉がセールストークです。
私の経験上、大概の人が案内をしてくれます。ただ、案内してもらうことを当たり前だと思ってしまうと、お客様が途中でタクシー乗車を拒否することにもなりませんので、あくまで了承の上で乗車してもうようにして下さい。独り立ちして最初の1ケ月で道を覚えるのは大変ですが、慣れれば聞かなくても大丈夫になります。もしそれでも不安であれば必ずお客様に聞きましょう。
また、道を覚える事がたまに億劫になることがあります。その時は「抜け道や脇道を覚える」ことをお勧めします。実はこの努力こそが、タクシードライバーの乗務員のレベルを格段に上げるポイントです。
さらに、その脇道を知っていることにより、お客様に気に入られ、チップを貰う事も出来たりします。
私も抜け道を使い、お客様の遅刻を防いだ時、「助かった、ありがとう」と言われ、チップを1000円貰ったことがあります。努力した甲斐があったと思った瞬間でした。道を覚えるのはタクシーの課題として、スキルアップに繋げれば、売り上げも稼げるようになります。
2 営業パターンを決める
タクシードライバーなりたての新人の方はぱっと浮かばないと思いますが、駅待機メインか流しメインなど営業方法をあらかじめ決めておいたほうがタクシー営業がしやすいと思います。慣れてる場所のほうが安心して働けますので、休憩を取る際も時間を決めたり、休憩に入れそうな時間は休憩を取ったほうがいいと思います。
また、時間帯によってはいつもの駅のタクシープールとは違う駅に移動し、営業するのもいいと思います。ただし、注意する点があります。会社ごとによって入れないタクシープールがあったりする場合があるので、トラブルを避けるためにも、その駅に待機して大丈夫かを先輩社員に聞くことをおすすめします。間違っても全く関係のない(縄張りエリア)所には待機しないほうがいいです。事件に巻き込まれる恐れがありますので、最新の注意を払ってください。
また、駅待機での無線に関しても、駅に並んでいるときに無線がなって出る場合は、となりの駅待ちのタクシーに無線で出る旨を伝え、トラブルを防止してください。
3 メーターは回す
すごく当たり前の事なのですが、実はこれを守らないと道路交通法違反で発覚した場合、3年以下の懲役または300万以下の罰金という重い罪になります。駅待ちや無線でのお客様で、1000円でおつり入りませんというお客様がいたりしますが、このお客様はメーター回さなくてもいいと言われても絶対に回してください。場合によってはワンメーターだけでも回してください。この情報が外部に知られたら会社に所属する事はおろか、警察に捕まる可能性もありますので、注意してください。
以上、重要な知識について説明しましたが、実際に3で説明したメーターを回さなかった人が、自分がタクシー乗務していた時に会社にばれて、クビになった方がいました。間違っても法律を犯した営業方法で行わないようにしてください。通常通りに業務していれば問題ありませんので、ご安心ください。
ご覧いただき、ありがとうございました。