タクシー運転手の為の乗務中の緊急措置

タクシー営業ノウハウ

ここでは、タクシー乗務中でのトラブルについての未然対処方法について説明したいと思います。事故やお客様とのトラブル、深夜の乗客トラブル、他の車とのトラブル等、乗務中には色々な危険があります。その危険を対処するために、3つのポイントとして要点を押さえましたので、どうぞご覧ください。

 

1 交通事故にあった時の対処法

 

交通事故は普通自動車に乗っている時と同様で、事故が起きたらまず急病人がいるかを確認し警察(救急)に報告をし、会社等関係機関に報告(自家用車では保険会社に相手先の詳細または保険会社)します。そこは何の変わりもありません。ただ、押さえたい所は、人身事故扱いになるかならないかが大きな問題となります。ですので事故の度合いによって判断する方がいいと思います。軽度の怪我の場合、タクシー会社の所属であれば責任者に報告し、会社内では事故扱いの成績にはなってしまいますが、運行管理者も事故対応のプロですので、よくアドバイスを聞きながら対処することをお勧めします。あとは事故を起こした時の状況次第で、人身扱いになるべく防ぐように心がけましょう。

正直言うと、人身扱いになると2点~20点の違反点数が加算されてしまいますので、場合によっては免許停止もしくは取り消しの処分を受けてします可能性があります。事故対応は、誠意をもって対応することが大事です。

私も事故を起こしたことがありました。その時は自転車の女子高生と接触し、女子高生は倒れてしまいました。ただ、偶然にもその女子高生は軽傷で住み、自転車を弁償する事で和解することが出来ました。自分も焦ってしまい、警察より先に会社に連絡した所、会社には警察には報告したかの有無を聞かれ、叱られたこともあります。

事故を起こさないよう、安全運転に関しては怠らないことが大事です。もし乗務中に自身が疲労などで事故を起こしそうだと判断した場合その日のタクシー営業は終了し、帰宅することをお勧めします。タクシー会社において、体調不良者は乗務不可と判断するので、その日は安静にすることをお勧めします。

 

2 泥酔者の対応

 

深夜22時以降は乗客の層が変わってきます。22時過ぎた時は、サラリーマンやOLなどの乗車で忙しくなります。そして金曜日や土曜日の夜は仕事終わりのサラリーマンが会食やサクのみなのでよくタクシーを利用したりします。

ここで問題があります。いいお客様であれば、楽しい時間になり、その人を安全に送り届けて、運賃を頂けるわけなのですが、人次第ではトラブルになる可能性があります。

例えば、酔っぱらいすぎて帰りの道案内すらできない人や、運賃に対して高いと文句をいう人、お酒の力が作用してまともでない言動の方など、色々あります。この対応に関しては、あまりひどい状況になるようでしたら警察、もしくは緊急通報システムを利用し、危険を回避したほうがいいです。また、現地到着したときに、お金がない、お金を払いたくない等、支払い拒否する場合は、無賃乗車で犯罪ですので、すぐに警察対応にすることをおすすめします。あまりにも危険な状況であれば、会社に連絡し、他の乗務員の応援を頼む等、危険から回避することをお勧めします。

 

3 大雨や大雪での走行

 

大雨、大雪の場合、事故を起こしやすい環境ですので、なるべく無理をしない営業にしたほうが安全です。大雨などは、乗客が増え、稼げるチャンスではあります。大雪でもチャンスです。

事故を起こさない程度に営業したほうが安全です。その為には、あらかじめ乗車する時にお客様に状況を説明した上で乗車してもらうことをお勧めします。

渋滞や通行止めなどで時間がかかり、メーター料金が加算する等、弊害もあることを了承してもらったほうが安全です。

 

以上3点がトラブル対処方法ですが、他にも危険がありますので、十分に注意してください。事故とトラブルさえ防げれば、タクシー乗務員は気楽な商売ですので、事故を起こさないように心がけましょう。

以上になります、ご覧いただいた方、どうもありがとうございます。タクシードライバーとしての検討をお祈りします。

 

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